医療費

医療費、特定疾患患者への補助、そして障害者への補助。。
このコトを、真剣に考えたこと・・・ありますか?

その実態・内容を識っていますか?
(私が全てを把握しているとは思っていませんが)

私が、ドップリ闘病者にならなかったのは、
この日本の過酷な医療費制度のお陰でもあると思っています。
私にとっては、過酷だったけど・・・
甘〜い汁を吸える人達も、イッパイ居ます。

今、日本の医療に不満を持っているがん患者が70%以上居ると
         今月20日(2006.3.20)のニュースで発表されていました。(東大助教授ら調査)
不満の打ち明けは…
1)海外で承認されている治療薬の、日本での承認の遅れ
2)総合的相談の整備
3)情報開示
4)医師ごとの疾病別の治療成績

でした。

私が思うコト・・・
1)には、「その海外に行けば^^」
2)自分自身を総合して、自分自身が観ていますか?
3)新聞・図書館・本屋さんで、どれだけ情報を収集していますか?
今はインターネットも簡単に使えますよね。
4) 3)をシッカリ自分でやっていたら、自分自身の『目』で選べます。

そして、それ以前に、自分の『体ノート』を患者自身がつけているのだろうか??
と、そこに興味があります。

『読み』『書き』って、人としての基本だよね。
読み書きをしなくなったら、犬猫と同じだよね。
人間に与えられた能力を使わずして、人間の権利を主張していませんか???
なんて思ってしまいます。

1)の「海外に行けば^^」って思う理由は・・・
例えば、アメリカ。
アメリカの健康保険の実態までも知って言っているのだろうか??と
とても、同情を持って、心配しています。
アメリカには公的な医療保険がありません。
任意で、だいたい月額7〜8万円。(歯科は別とか)
そして、その保険で、アメリカ中の、どの医療機関でも使えるワケではありません。
(車の保険を想定してもらえば、理解できると思います。
車の修理・・・保険屋さんが払う修理と払わない修理がありますよね。
パフォーマンス専門の自動車工場でなんて、保険屋さんは認めませんよね))
そして、イギリス。
イギリスでは、第一医療機関と、第二医療機関が
明確に分けられています。
産まれると、イギリス国民は、近くの第一医療機関に登録します。
(田舎の診療所を想定してもらばヨイです)
どんな病気になっても、先ず、掛れるのは、第一医療機関です。
そして、第一医療機関が、必要だと認めれば
第二医療機関に掛ることができます。
第二医療機関とは、眼科・歯科・耳鼻咽喉科とかの専門病院や、
総合病院のコトです。
そして、その期間は、何日単位じゃないのです。
何ヶ月も・・・一年以上も自分の順番が回ってくるのを待つのです。
(実際にアメリカやイギリスに行って調べたモノではないので
間違いがあれば、指摘メール下さい)


日本には、7割お国が負担してくれるって恩恵があるのです。
老人になれば9割、孫の代に医療費をツケて回してくれるのです。
患者自身が、ドンブリ勘定で医療を受けられるって、恩恵があるのです。
「その恩恵を手離してでも、その要求するモノを手にしたいのか?!」
と、確認をしたいと思っています。

人に食事を奢ってもらう時に、平気でイッパイ注文する人が居ますよね。
今の日本の医療費は、そういう状況だってコトを自覚すべきだと思います。
自分が窓口で30万円支払えば、今の若い子達に70万円の借金を作るってコトを
もっともっと考えて、治療を受けるべきだと思っています。
老人医療になれば、10万円の本人支払いで、孫に90万円の借金を作っているのですよ。
・・・何が言いたいかって??
飲みもしない薬は、断る慎みを持ちましょうってコトです。
被爆による発ガンupの危険性までも冒して、カシャカシャ写真を撮らせないコトです。
もしもCT1枚10万円も20万円も支払うとなれば・・・
「お腹と胸を一緒に撮影して〜」と言う人って増えるのじゃないですか?
(実際、可能なコトなのです)
薬だって、「ジェネリックを使って〜」と言う人も増えてくるでしょう。
3ヶ月サイクルで、同類の薬なのにメーカーをコロコロ変える医師に
チェンジする処方箋1枚に10万円も支払うとなれば、
「変えないで〜」とおねだりしませんか??

・・・何を書いているのか、意味が判らない人が多いコトだと思います。
それだけ、無頓着に医療費をドンブリ勘定で使ってきている証しだと思います。


2)3)4)は、まとめて、
自分で、どれだけ『読み』『書き』をしているか!を、把握しましょう。
入院している人なら、自分が病院で出された食事の何を残して、何を買い食いしたか!も
ノートにつけましょう。
食事を残して、お見舞いに貰ったケーキやまんじゅうを、いくつ食べたってコトもね^^

病棟に行くと、食事の後、
配膳台に戻されたお盆の上の、残飯の多さにウンザリします(>_<)
パジャマ姿の人間が、病院内のコンビニで、
お弁当や菓子パン、炭酸ドリンクに缶コーヒーを買って、喰ってる姿が・・・
吐き気がします。


私が、長年、病院通いをしてきて・・・
病院で中待合で待っていると、診察室からの医師と患者のやり取りが聞こえます。
否が応でも、耳につくコトが・・・
医者が「いつから下痢しているの?」とか
「いつから熱が出ているの?」と聞かれても、明確に答えられる人が
殆ど居ないってコトです。
たま〜に、明確に答えている人も、いろいろ話した後、
再度、「熱は水曜日から、3日間、38度が続いているんだね?!」と確認されると・・・
「いえ、月曜日からです」とか、変わる人も居ます(>_<)

そしてね。
待合室では、「あぁっ あれ聞くの忘れとった。(^^ゞ」って人も居ます。
私・・・「書いとけよ!!」と、いつも思ってしまいます。
自分の症状・状態+聞きたいコト+聞いたコト
これっくらい書いても、罰は当たらないでしょうに。

本当に、ふっざけんじゃないよ!!って思っています。

昔の日本人は、
病気になると「自己管理ができていない」って、恥ずかしいコトじゃなかったのですか??
アメリカでは、肥満人は、仕事を任せられない人間扱いですよね。
(私の主治医も、私の尊敬する福島雅典氏も
とっても、自己管理のできたステキなスタイルをしていますぅ〜vv)


・・・、こう言ってる私も、
メラノーマが、特定疾患に認定されていて、
月に20万円とか30万円貰えて、医療費もタダになっていたら、
ここまで調べなかったかもしれません。
私が、特定疾患に認定されていたら、
私の子供3人の医療費もタダになるから〜^^って、
子供達の健康にも、こんなに責任を持って、真剣に取り組まなかったかもしれません。
私自身も、死なない程度に、メラノーマを弄んでいたかもしれません。
(特定疾患になると、年金の支払い義務は無くなり、
受け取りの権利だけは残してもらえるから〜羨ましくもありますが。。。)
でも、
過酷だったコトに、感謝しています(^_-)-☆


一度、日本中、
お試し期間3ヶ月♪として、病院代を実費で払うってのは、どうでしょう^^

医療費と自己責任・・・
そろそろ真剣に語りませんか?


余談になるけれど・・・
「今の若い子達は・・・<`ヘ´>」って言うお年寄りが居ますよね。
中年にも多いですよね。
私は、申し訳なくて、そんな言葉言えません。
私自身、今でも半年に一回の間隔で病院に行き、検査だけは受けています。
窓口で3割しか支払っていません。
つまり、7割、今の若い子達に借金を作っています。
自分の後始末を、若い子達にしてもらうってコトです。
その若い子達に向って、蔑む言葉を使う気になれません。
(私の血液検査で実際に私が支払っているのは3000円くらいです)

ニートが増えています。
ニートをどうするか?!を問題視する前に、
大人達が、中年が、老人が・・・自分自身は、しっかり自己管理した上の病気での
若い子達への借金つくりなのか!を、観察してみましょう。

「こんなモン食べるくらいなら、死んだ方がイイ」とか
「ケーキを食べないくらいなら、生きていたくないわっ」とか言ってる人。
それなら、医療費は自分で全額払いましょう^^

4月1日から、障害者自立支援と称して、1割負担が始まる。
本当の障害者の方が気の毒で。。。たまらない。。

実際に私が見聞きしたコトなのだけど…
障害者認定を受けているお婆さん。。。
実際は、娘の家で同居している。
で、
別県で暮らしている息子(同居している娘の弟)が、車を買うコトになった。
そしたらね、
弟が「母さんの住民票、こっちに移して〜」って、お姉さんにお願いするの。
お姉さんも、ホイホイ住民票を移行させるのです。
何の為だと思いますぅ〜??
車を買う時の取得税が、障害者と同居している家庭だと免除になるからです。
手柄を取ったみたいに、自慢して私に教えてくれた人が居ました。
そんな・こんな。。。イッパイ悪用法を私は聞いてきていますけど・・・

でも
だからこそ、本当の『必要な』人への削減は、身につまされるほど、辛い気持ちです。

夏子の雑学  

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